よもぎは太古の昔から試し確かめられ「何にでもよく効く」といわれ、日本だけでなく、世界各地で薬草として使われてきました。私の子供の頃は、現在の熊本市東部託麻地域で「ふつ」、「血止草(ちどめぐさ)」と呼ばれており、昔から大変お世話になっています。海外では、女性の出産に関する効能が多く伝えられており、よもぎ属の学名「Artemisia(アルテミシア)」は、ギリシャ神話の狩猟と月の女神アルテミス(古くは山野の守護神、多産・豊穣の神ともされる)に由来するといわれています。「ハーブの女王様」という言葉もよく目にしますね。阿蘇薬草園では、商品にたくさんのよもぎが使われます。私の講座でも、よもぎは基本であり、全ての土台といっても過言ではないほど重要な薬草です。
この薬草を使ったオススメ商品
利用情報
採取時期 | 5〜7月 |
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利用部位 | 茎・葉 |
利用方法 |
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相性のよい薬草 |
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注意すること |
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阿蘇薬草園日記
よもぎの収穫
6/1 月曜日 阿蘇薬草園の主役、よもぎの収穫の季節です。 今年は5月に入ってもあまり気温が上がりませんでしたので、5月中旬から収穫が始まりました。 春に芽吹いてから、ゆっくりゆっくり育った1番よもぎです。…続きを読む…続きを読む
よもぎよもやま話
「よもぎ」は、阿蘇薬草園オリジナルブレンド茶に使う中でもベースとなる、とても重要な薬草です。 阿蘇薬草園ではよもぎの栽培に力を入れていますが、一緒に応援してくださる方々のエピソードを 今回お話ししたいと思います。 &nb…続きを読む…続きを読む
基本情報
生態的特徴 |
多年生草本で、葉に特有のにおいを有す。
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形態的特徴 | 高さ50~100cm。地下茎はやや横に這い、群生することが多い。茎は立ち上がり、夏から秋にかけ高く伸び、やや木質化する。秋、茎の先に、淡褐色で小形球形の頭状花を多数穂状につける。葉は互い違いに生え(個体差あり)、羽状に深く裂けている。表面は緑色、裏面は綿毛が密生しているため灰白色に見える。 |
生薬名 | 艾葉(ガイヨウ) |
生薬成分 | 精油(cineol / α-thujone など)、脂肪酸(capric acid / palmitic acid / stearic acid など)、タンニン(caffetannin など)、ビタミン類(arachinic acid / amylase / invertase / catalase / peroxydase など) |
用途 | 止血、月経調整作用、去痰 |
出典 | 生薬名〜用途:国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 薬用植物総合情報データベース(http://mpdb.nibiohn.go.jp/) |