大分県南部・熊本県阿蘇地方・宮崎県北部にかけて山間部の限られた地域にのみ自生し、野生のものは滅危惧種に指定されています。効能の高さから薩摩藩では「神の草」と呼ばれ、門外不出の秘草として珍重されたそうです。戦後、人工栽培が成功し、宮崎県では「日本山人参」と名付けられ、本格的な人工栽培の研究が始まり、健康食品などの原料として注目されるようになりました。大学や研究グループが多くの研究成果を発表し、今では根の部分が医薬品に指定されています。
利用情報
採取時期 | 9月下旬〜11月上旬 |
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利用部位 | 茎・葉 |
利用方法 |
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相性のよい薬草 | よもぎ・とうもろこしのひげ・かきどおし・またたび |
注意すること |
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薬草の徒然日記
ひゅうがとうき
3/16 月曜日 阿蘇では、昨日の晩から朝にかけて雪が降りました。 こんぺいとうのような粒々の雪で、 日が昇るとすぐに溶けました。 阿蘇薬草園の裏庭では、“ヒュウガトウキ”が芽吹いています。 “ヒュウガトウキ…続きを読む
基本情報
生態的特徴 |
多年生植物
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形態的特徴 | 高さ約2m。3年目に親株が開花・結実し、その年の冬にはかれる為、3年以上は育ちません。そのため、収穫業は枯れる前の10月~11月頃に行われます。翌年には1~2年ものの株が成長します。 |