とうもろこしは昔から阿蘇を代表する農産物です。地元では「唐黍(トウキビ)」と呼び、秋から冬にかけて軒先に吊るされている風景を、昔はよく見かけたものです。とうもろこしの最も古い日本への伝播は16世紀末といわれています。阿蘇地方には、元禄15年頃(18世紀初頭)に、四国よりお遍路さんが持ち帰り、主食として昭和25年頃まで食されていたようです。阿蘇地方のとうもろこしは「大でっち、中でっち、小でっち、八列早生(やっつるわせ)」などの複数の品種があり、阿蘇の風土・気候により実が赤くなるのが特徴で「赤とうきび」と呼ばれています。
この薬草を使ったオススメ商品
利用情報
採取時期 | ひげ:8〜9月、実:9〜10月 |
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利用部位 | ひげ・実 |
利用方法 |
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相性のよい薬草 |
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基本情報
生態的特徴 |
一年生作物で、多日照でやや高温の環境を好む。
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形態的特徴 | 茎は1〜3mで直立。葉は互生し幅5〜10cm、長さ約1m。雄花穂は茎頂に、雌花穂は葉腋につき、包葉に包まれて顔を出さず、絹糸と呼ばれる長い雌しべだけが束になって包葉の先から顔を出す。とうもろこしのひげはこの雌しべにあたる。 |
生薬名 | 南蛮毛(ナンバンゲ・ナンバンモウ)、玉米鬚(ギョクマイシュ) |
生薬成分 | 硝酸カリウム、シトステロール、スティグマステロ-ル、グルコース、ガラクタン、ビタミンA・B・Kなど |
用途 | 腎機能の改善、むくみ、黄疸、肝炎、胆のう炎、胆血石、糖尿病、利尿作用、血圧降下、末梢血管拡張作用 |