採取時期 |
8月中旬〜10月下旬(霜が降りる前まで) |
利用部位 |
根・茎(つる)・葉・花・実(さや・豆) |
利用方法 |
- 飲用
- 採取したら水で洗い、根・茎(つる)・実(さや・豆)は天日干し、葉・花は陰干しにします。完全に乾燥したら使いやすい大きさに刻み、お好みで焙煎(フライパンなどで煎る)します。飲みやすくなり長く保存できます。乾燥または焙煎したものを、薬缶で煎じるか急須に淹れて、お茶として飲みます。排膿・抗炎症・鎮静作用に優れているといわれ、蓄膿症・歯槽膿漏の改善、口臭対策、腎臓病の予防に使われてきました。
- 食用
- 間引きしたものなどの若い実(さや・豆)は、野菜として、胡麻油醤油のおひたし・漬物・汁物の具などに使います。シャキシャキ感が癖になる美味しさです。
- 塗用
- 乾燥した茎(つる)・葉・実(さや・豆)を粉末にして、水またはぬるま湯に溶いて歯茎に塗ります。口臭の改善、歯肉炎・歯周炎などの歯周病に使われてきました。
- 洗用
- 乾燥した茎(つる)・葉・実(さや・豆)を煎じて、化膿している部分を洗います。化膿性のできもの・傷の消炎に使われてきました。
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相性のよい薬草 |
- よもぎ
- よもぎは殺菌・止血作用に優れているといわれ、化膿の症状に対して相乗効果が期待できます。
- 海藻類
- 豆に含まれる毒素を中和しつつ、腎機能回復への相乗効果が期待できます。
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注意すること |
- 生・半生の豆は厳禁
- 豆類に毒性が含まれていることは以外と知られていません。生豆や加熱不十分の豆は食べないようにしましょう。腹痛・嘔吐・下痢などを起こすことがあります。加熱・焙煎・発酵など必ず加工してください。海藻(昆布・ひじき・海草など)と一緒に煮ると毒素が中和できます。和食に豆と海藻の組み合わせが多いのも納得です。
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