東〜東南アジアに広く分布しており、日本でも全国の水辺で見られます。古くは記紀神話や万葉集に登場し、紀貫之、西行、藤原定家、与謝野晶子、高浜虚子など各時代の文化人も歌や句に詠むほど身近な植物でした。万葉集巻第十一「真薦苅る 大野川原の 水隠りに 恋ひ来し妹が 紐解く吾は」は、まこもの引用によく使われている句です。
利用情報
採取時期 | 実(穎果):9月〜10月中旬、根・茎・葉:9月下旬〜10月下旬(実の採取後) |
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利用部位 | 根・茎・葉・実(穎果) |
利用方法 |
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相性のよい薬草 | よもぎ・どくだみ |
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基本情報
生態的特徴 |
大型多年草で、沼沢に大群落をなして自生。
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形態的特徴 | 高さ約1〜2m。葉は線形で、葉脈は平行。秋、茎頂に約50cmの穂を出し、上部に黄緑色の雌花、下部に紫色の雄花をつける。黒穂菌が寄生しやすく、秋になると寄生した黒穂菌の影響で根元の部分の茎が肥大する。 |