herb

かきのき

学名
Diospyros kaki Thunb.
科名
カキノキ科
昔から使われてきた利用効果
  • 循環機能
  • 風邪予防
  • 二日酔い止め
  • しゃっくり止め

6月中旬の柿の木

6月中旬の柿の木

6~8月にかけて採取

6~8月にかけて採取

採取した葉

採取した葉

採取時期の葉はツヤ・ハリがある

採取時期の葉はツヤ・ハリがある

4月中旬の新芽

4月中旬の新芽

5月下旬に黄色の花をつける

5月下旬に黄色の花をつける

6月下旬から果実が姿を現す

6月下旬から果実が姿を現す

7月下旬の生長途中の果実

7月下旬の生長途中の果実

10月上旬には果実が熟す

10月上旬には果実が熟す

民間薬草研究家 井澤嵯壽のひと言

昔から長寿の木といわれる柿は「嘉気(めでたい兆し)」に通じる縁起物とされてきました。正月のお飾りに使われる串柿(干柿を串に刺したもの)は剣を表し、鏡餅(鏡)、橙(玉)とともに三種の神器に見立てたお供物ともいわれています。お屠蘇(とそ)をいただいた後に、お供物を食べる風習があり、その中でも干柿は楽しみの1つでした。

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利用情報

採取時期 葉:5〜8月、へた:10月
利用部位 葉・へた・実
利用方法
  • 飲用
    採取した葉を水で洗い、3〜10mmの大きさに刻み、陰干しにします。完全に乾燥したら、お好みで焙煎(フライパンなどで煎る)します。手に掴んだ際にシャリッと崩れる程度が目安です。飲みやすくなり長く保存できます。乾燥または焙煎したものを、薬缶で煎じるか急須に淹れて、お茶として飲みます。動脈硬化・高血圧・風邪の予防に使われてきました。その他、へたを煎じたものは、昔からしゃっくり止めに効果があるとされ、「柿のへたは上手・下手なくしゃっくりに効く」という言葉があるぐらいです。
  • 食用
    二日酔いには、完熟したもの、つるし柿(干柿)、焼酎漬けにしたつるし柿(干柿)を食べると、気分がよくなります。甘柿は生食、渋柿はつるし柿(干柿)・あおし柿(渋を抜いた柿)にすると美味しくいただけます。あおし柿は、へたの付け根に焼酎を塗り、ビニール袋に入れて、約40℃のお湯を柿がひたひたになるまで注ぎ、密閉して、1晩〜1昼夜おくとできあがります。
相性のよい薬草
  • よもぎ
    血圧が高いときに肩こりや後頭部が痛くなることがあります。そんなときは、柿の葉・よもぎの乾燥したものを一緒に煎じて飲むと、効果が高いといわれています。ただし、柿の葉は、貧血・低血圧・冷え・便秘のときは飲まない方がよいとされています(熊本県玉名地方)。地方によっては、ひきおこしを加えて飲んでいるところもありました。
注意すること
  • 低血圧の方は要注意
    ビタミンCが多いといって、美容のために飲む際は注意が必要です。血圧を下げる働きがあるので、基本的に血圧が低い方、病弱な方の摂取はおすすめしません。
  • ※ 本サイトの情報は、阿蘇薬草園創業者の幼少時代からの経験や、熊本を中心に語り継がれてきた民間薬草の使い方を収集し、実践した内容をもとに、現代に合わせてわかりやすく編集したものを掲載しています。
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基本情報

生態的特徴 落葉高木で、東アジア温帯固有の果樹。
  • 国内分布:
    本州、四国、九州
  • 生育場所:
    栽培
  • 開花時期:
    5〜6月
形態的特徴 高さ5〜15m。葉は互生し、先がとがった楕円形で、表面は主脈に毛があり、裏面には褐色の毛が密生して革質。6月頃黄色4弁の雌花と雄花を別々につける。雌雄同株。果実は黄赤色、大形の液果で、甘柿と渋柿があり、生食用または乾柿とする。
生薬名 柿蔕(シテイ)
生薬成分 単糖類(ブドウ糖, 果糖)、トリテルペノイド(Ursolic acid, Betulinic acid, Oleanolic acid, Triterpenic acid)、ナフトキノン( Plumbagin, 3-Methoxy-7-methyljuglone, 7-Methyljuglone, Shinanolone, Diospyrin, Mamegakinone, Isodiospyrin, Neodiospyrin)
用途 しゃっくり、鎮咳、鎮吐
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