びわは温暖を好む植物で、何処にでもあるわけではなく、昔から珍重されました。温暖な気候の地域では、よもぎと同等の「薬草薬木の王様」と呼ばれ、実は生食に、葉はびわ茶、浴用、かゆみや虫さされに塗る、モグサのようにお灸として、多種多様に使われ愛されてきました。
この薬草を使ったオススメ商品
利用情報
採取時期 | 葉:8〜9月、実:5〜6月 |
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利用部位 | 葉・実 |
利用方法 |
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相性のよい薬草 |
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基本情報
生態的特徴 |
常緑高木で、野生種は少しあるがほとんどが栽培。
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形態的特徴 | 高さ約10m。葉は枝先に密生し、長さ15〜20cm、長楕円形で厚くて堅い革質。表面は深緑色で光沢があり、裏面には淡褐色の綿毛が一面に密生しているため薄緑色。11月頃、帯黄白色の佳香ある小花を開き、翌年初夏、果実を結ぶ。果実は黄橙〜黄白色で食用。 |
生薬名 | 枇杷葉(ビワヨウ) |
生薬成分 | トリテルペノイド(ursolic acid, oleanolic acid,2α-hydroxyoleanolic-acid-methyl-esterなど)、精油(transnerolidolなど)、amygdalin、糖類、タンニン、有機酸など |
用途 | 消炎、鎮吐、排膿 |
出典 | 生薬名〜用途:国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 薬用植物総合情報データベース(http://mpdb.nibiohn.go.jp/) |