完熟みかんの皮は、生薬の「陳皮(ちんぴ)」としても有名。私は寝つきが悪いときに、焼酎漬けにしたものをお湯割で飲んでいます。体の芯から温まりぐっすり眠れます。青みかんは未熟な青い時期に早摘みした状態のもので、花粉症の改善に効果があるといわれており、色々な機関で研究が進められています。丸ごと摂取することがポイントですので、できるだけ無農薬または減農薬のものを選びましょう。
利用情報
採取時期 | 青みかん:6月下旬〜7月下旬、完熟みかん:10月〜12月 |
---|---|
利用部位 | 実 |
利用方法 |
|
相性のよい薬草 |
|
- ※ 本サイトの情報は、阿蘇薬草園創業者の幼少時代からの経験や、熊本を中心に語り継がれてきた民間薬草の使い方を収集し、実践した内容をもとに、現代に合わせてわかりやすく編集したものを掲載しています。
- ※ 本サイトの記述に基づいて利用される場合は、すべて自己責任の上でご利用ください。事故やトラブルに関しての責任は一切負いかねますので予めご了承ください。
- ※ 不安な方や症状がひどい方は専門医の診察を受け、通院されている方は必ず担当医にご相談の上でご利用ください。
基本情報
生態的特徴 |
長崎県原産の常緑小高木。温暖な気候を好むが、柑橘類の中では比較的寒さに強い。
|
---|---|
形態的特徴 | 高さ2〜4m。葉は互い違いに生え、長さ7〜10cmの楕円形で先が尖っている。5〜6月に葉の付け根に5は弁の小さな白い花をつける。7月〜9月に果実が育ち、10〜12月に黄橙色に熟す。 |
生薬名 | 陳皮(チンピ) |
生薬成分 | 精油(d-limonene, aurapyene, auraptin, linalool, terpineol など)、フラバノン配糖体(hesperidin, neohesperidin, naringin, nobiletin など)、アルカロイド(synephrine など)、ペクチン、クエン酸 |
用途 | 芳香性苦味健胃薬、漢方処方用薬として健胃消化薬、鎮咳、去痰薬とみなさる処方及びその他の処方に高頻度に配合される |
出典 | 生薬名〜用途:国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 薬用植物総合情報データベース(http://mpdb.nibiohn.go.jp/) |