生薬名で車前草というとおり、昔は馬車道によく繁殖していたことから、「馬車道草」とも呼ばれていました。私は幼少の頃より、喘息を患っており、よもぎとおおばこのお茶を祖母より飲まされていました。咳・痰によく効き、今でも愛飲しています。
この薬草を使ったオススメ商品
利用情報
採取時期 | 全草:5〜8月、種子:10月 |
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利用部位 | 全草・種子 |
利用方法 |
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相性のよい薬草 |
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薬草の徒然日記
どんべー包み
昭和57年に国鉄(現在のJR)を退社してから、熊本の地方の薬草文化を訪ね歩くなかで、熊本県上益城郡矢部(柚の木)地方(現在の山都町)に柚胡椒の元祖・本田農園さんを訪問した時の話です。 本田さんのお母さんが『おおばこ』のこ…続きを読む
喘息と祖母
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基本情報
生態的特徴 |
多年生草本で、土壌及び気候に対する適応性が高く、日本では寒冷地から暖地まで広く栽培が可能。
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形態的特徴 | 葉は基部がら多数根生し、葉身は長さ4~20cm、幅3~8cmの卵形~広卵形で数本の明瞭な平行脈をもち、生長の良いものでは縁が波打つ。無毛または少量の毛がある。葉柄は、葉身と同じ程度の長さがあり、断面は半月形で内側を囲むようになっている。春から秋にかけて10~50cmの花茎を延ばし、先端から1/3~1/2に白色または薄紫色の風媒花を多数付ける。花は雌性先熟で、下の方から順に開花する。果実は4mm程度のカプセル状で、成熟したものに触れると容易に中央の横線で上部がはずれ、4~6個の黒色の種子がこぼれる。生育状況に応じて葉の大きさなどがさまざまであり、近縁のセイヨウオオバコとの区別に注意が必要である。 |
生薬名 | 車前子(シャゼンシ) |
生薬成分 | 粘物質(plantasan)、イリドイド配糖体(aucubin, geniposidic acid など)、acteoside、syringing など |
用途 | 去痰、消炎、利尿、止瀉、鎮咳薬 |
出典 | 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 薬用植物総合情報データベース(http://mpdb.nibiohn.go.jp/) |