中国では5千年以上もの昔から「幻の薬木・仙木」として、王侯貴族の間でも珍重され別格の扱いをされていたようです。阿蘇薬草園では、苗木を中国から取り寄せ植樹しました。今では立派な大木になり、商品の原料として収穫しています。平成28年熊本地震で、半分が土に埋まってしまったのがとても残念です。
利用情報
採取時期 | 初夏 |
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利用部位 | 葉 |
利用方法 |
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相性のよい薬草 |
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注意すること |
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薬草の徒然日記
漢方生薬の老舗ヤマダ薬研さんとの出会い
『とちゅう(杜仲)』との関わりは、阿蘇薬草園を開園して間もない頃、熊本市にある鶴屋百貨店の物産展に出店した際に、株式会社ヤマダ薬研(大阪で漢方・生薬一筋85年の老舗)さんとの出会いから始まりました。 当時、薬草の評価や知…続きを読む
基本情報
生態的特徴 |
中国原産の落葉高木で、一科一属一種の、世界でも珍しい樹木。
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形態的特徴 | 高さ約20m。葉は互生し、楕円形で先端と基部が尖っている。雌雄異株で、春に白色の小花が咲く。樹皮は暗褐色で、白色のゴム質乳液を含む。 |
生薬名 | 杜仲(トチュウ) |
生薬成分 | グルタペルカというゴム質、ビタミンC、有機酸など |
用途 | 降圧、滋養、強壮、鎮痛、補肝腎、強筋骨、安胎、利尿 |