昭和57年に国鉄(現在のJR)を退社してから、熊本の地方の薬草文化を訪ね歩くなかで、熊本県上益城郡矢部(柚の木)地方(現在の山都町)に柚胡椒の元祖・本田農園さんを訪問した時の話です。
本田さんのお母さんが『おおばこ』のことを「どんべー包みのことな?」と言われて、私は思わず問い返しました。その答えはとてもユニークなものでした。
昔は男性が大人になってから麻疹(はしか)にかかると、「金の玉ちゃん(睾丸)」がものすごく大きくなってしまうことがあり、治療法として『おおばこ』を使って「金の玉ちゃん」を包んで治していたことから、「どんべー包み」と『おおばこ』のことを呼んでいたと語ってくれました。
この話を思い出すと、思い出し笑いをたまたますることがあります(笑)。
『おおばこ』は昔から馬車が行き来する道端によく生えていたので、「車前草」や「馬車道草」と呼ばれていましたが、このように薬草の使い方を反映した呼び名もあるという、人と薬草の関わりを感じさせるエピソードです。
『おおばこ』に関するオススメ商品


![山草茶パウダー[ほっとひと息]](https://asoyakusouen.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/05/00205_P25-155x155.png)
[ほっとひと息]
![山草飴[つらいイガイガ]](https://asoyakusouen.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/05/02002-155x155.png)
[つらいイガイガ]