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  • 井澤敏の薬草小話

祖母のデキモノ治療

私は現在74歳ですが、生まれた頃は第2次世界大戦の真っただ中で、戦中戦後は食糧難と不衛生で病気、特に皮膚病が蔓延していた時代でした。食料といえば、唐芋(薩摩芋)に粟・麦飯がくっついている程度のもので、おかず(副菜)は漬物、汁物は味噌汁のみ、塩などは配給制で、子沢山なこともあり貧しい食生活を送ったものです。
このような環境でしたので背丈が伸びないのは当たり前、大きい方で160cmちょい、私などは155cm止まりで「他は何もいらん、もう少し背が欲しい」と、悩み兼笑いのタネでした。

そしてこの頃、背と同じぐらい悩まされていたのが、当時流行っていたデキモノ(吹き出物)で、私も頭の前方右側に大きなデキモノができていました。戦中戦後は不衛生でハエが多く、昼寝の時に頭のデキモノの膿(うみ)にハエが止まり、口ばしで膿を吸う時のチクッとする痛みを今でも思い出して苦笑いすることがあります。

どくだみ 乾燥

そんな訳で、なかなか治らないでいましたが、祖母は「誰にでもデキモノはつきもの」と言いながらも兄弟1人1人に、『どくだみ』を炊き出しすり潰してデキモノに塗り付け、上から新聞紙を切り取って貼り付ける治療をしてくれていました。そのお陰で治りはしたものの、数年は大きなハゲッパ(はげ)で髪の毛が生えるのに2~3年はかかったのを覚えています。

どくだみ 花

祖母の知恵や言い伝えによる我が家の伝承的治療法は、特に印象深く残っており、私が薬草研究家としての現在があるのは、祖母が居てくれたお陰であり、改めて感謝しつつ、思い出して時々涙ぐむことがあります。
6月は『どくだみ』の花が咲く頃で、子孫を残すため栄養たっぷりの最も元気な時期であり、採取に一番適しています。皆さんも機会があれば昔流に、野や山に行き『どくだみ』を試してみてください。

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